クラウドファンディングのご案内: 「知られざるシマノフスキの魅力を日本で」

知られざるシマノフスキの魅力を日本で。デュオ・リサイタル開催

なんとまあ! 東京藝大でさえもクラウドファンディングをしなければ資金繰りができないとは、いったいどういうことなのだ……。こう思わずにはおれなかったのですが、お財布に余裕のある方はどうかこのプロジェクトをサポートしてください(すでに目標金額に到達しているとのことですが、この種のイヴェントを健全な形で開催するには、やはり1円でも多くのお金が必要となります)。お財布の紐が固くてどうしようもないという方は、どうか代わりに情報を拡散してください。

シマノフスキの音楽は、豪華絢爛で洗練の極みにあると同時に、つねに表現が過剰で鈍重で土臭くもあるところが魅力的だといつも感じております。とりわけ、ポーランド南部の民俗音楽に着想を得て書かれた晩年の作品群には、シマノフスキ以外の人間には到底作り上げられなかったであろう独特な音世界があります。『スターバト・マーテル』やピアノのための一連のマズルカなどが、その端的な例として挙げられます。未聴の方は、これを機会にどうか YouTube などでお聴きください。両大戦間の中央ヨーロッパやロシアで作られた芸術音楽にご関心がある方でしたら、きっと楽しめることと思います。

ドイツよりも東の地域で作られた芸術音楽を積極的に広めることは、独墺・仏・伊以外の地域を出自とする音楽作品をとかく「イロモノ」扱いしがちである、この国の西洋芸術音楽愛好家ならびに専門家の視点を少しでも広く、そして少しでも柔軟なものにすることにもつながってゆくものと信じております。ですから、わたしもきわめて微力ではありますが、このプロジェクトに貢献しようと思います。

コメント

このブログの人気の投稿

「ヴォイニッチ手稿」に関する新説が、さらにもう一つ!

TEAC CD-P800NTのリレー音問題が見事解決!

時代に取り残された老害、筒井康隆