2017年2月24日金曜日

やる気のある若者は欧州の大学へ進学すべし!

行きたい大学がない 予備校の「裏メニュー」にすがる悲しい大学

予備校やそれに類する業者が私立大学の入試問題作成業務を肩代りしたり、推薦入学をした学生のリメディアル教育を請け負ったりしているということは、受験産業において口に糊している人間だったら誰でも知っている「公然の秘密」でしかありません。ですが、そうした話は、受験産業の外側にいる人たちには、あまりピンと来ない話でしょう。ですから、今日の日本の大学の中には自前で入試問題を作ることができずに外部の業者に丸投げしているところもあるという事実とその背景の双方を業界の外にいる人たちにも分かりやすく提示しているという意味でも、この記事はしっかりと書けていると思いました。

とは言え、ここでも言われているように、高校レヴェルの知識を踏まえたまっとうな入試問題を専任教員たちが自作できなくなりつつあったり(し、人的リソースと人件費の不足ゆえにそうした試験作成技術が若い世代の教員に継承されていない)、入試を実施して入学させた学生の世話をまともに見られないところにまで堕落しつつある上に、高校で学ぶべき内容でさえもまともに習得できていない学生が多い上に、少子化の影響で以前だと篩にかけられていた受験生をも授業料を払って下さる大事な「お客様」として大量に入学させざるを得なくなった結果、講義や演習のレヴェルもおしなべて低くなりつつある−−といった惨状をものの見事に示している、名目上は高等教育機関でしかない意味不明な場所に4年間あるいはそれ以上の期間にわたってとてつもない額の学費を貢ぎ続けたり、「奨学金」を自称した学生ローンを借りてまで通い続ける意味など、果たしてあるのだろうか−−という、きわめて素朴な疑問も同時に生じてしまいます。ですから、きわめて残念な話ではありますが、やる気のある高校生諸君には、語学や自分が関心を持っている領域に関わる科目をしっかりと勉強して、学費が無料、あるいはタダ同然である外国、特にヨーロッパ大陸の諸国(英語圏の国にある大学は絶対にやめておいた方が良いでしょう。学費を肩代わりしてくれたり、学費がタダになる給付型奨学金が豊富に用意されているとは言え、そうした奨学金に通らなければ自前でバカ高い学費を支払わされることになります)にある大学の学部に入学して一所懸命に勉強して卒業せよ、と声を大にして申し上げたい気持ちでいっぱいです。本来ならば、大学に進学する若い人たちは、これからの日本を背負ってゆくべき存在なのですから、国内の大学でしっかりとした教育が受けられるようにすべきだと思います。ですが、日本の大学の多くがこのような目も当てられない惨状にあると、国内の大学へ進学せよなどとは口が裂けても言えません。

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